きょうはひらがな「ぬ」の書き方を学びましょう。習字教室に通っていたころ、「ぬ」は「め」の最後をくるんとしたらいい字なんだな…と思っていました。でも、ただくる
んとしただけでは形が変!うまく形が決まらず書くのが苦手でした。
「め」は漢字「女」を続けてできています。「ぬ」はと言うと、「奴」。つまり「女+又」。横に「又」がくっつくため、「め」よりも横に広い字形なんです。それを高校時代に平安時代の仮名を書くようになって知り、字形が取れるようになりました。
「ぬ」のオトナの美文字ポイント…
「二画目はメリハリをつけて」
オトナの美文字「ぬ」の書き方
一画目
ほとんどまっすぐ立てるように短く書きます。
![160526nu00](https://otonabimoji.com/wp-content/uploads/2016/05/160526nu00.jpg)
二画目
一画目より少しだけ高い位置からカーブをつけ左下へ。
![160526nu2](https://otonabimoji.com/wp-content/uploads/2016/05/160526nu2.jpg)
右上に方向転換します。左に行かないようにしましょう。
![160526nu3](https://otonabimoji.com/wp-content/uploads/2016/05/160526nu3.jpg)
●の位置で一旦止まり、右上に直線的にぐーんと上がります。ここから「又」になります。
![160526nu4](https://otonabimoji.com/wp-content/uploads/2016/05/160526nu4.jpg)
急カーブで下へ。
![160526nu5](https://otonabimoji.com/wp-content/uploads/2016/05/160526nu5.jpg)
左に入れこみます。ここは添削で直すことが多い箇所です。
![170526nu6](https://otonabimoji.com/wp-content/uploads/2016/05/170526nu6.jpg)
小さくくるんとまわります。下が赤い線のところで揃っていますね。最後だけちょっと出ます。
![160526nu7](https://otonabimoji.com/wp-content/uploads/2016/05/160526nu7.jpg)
![160526numi](https://otonabimoji.com/wp-content/uploads/2016/05/160526numi.jpg)
明朝体は最後のくるんが大回りですね。
美しい「ぬ」の書き方でした。
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