こんにちは!12月6日(火)と昨日14日(水)の書道教室で「酉」の字のワークショップを行いました。例年、年末の書道教室ではカレンダー作りや写経などをしていましたが、今年は生徒さんのリクエストで来年の干支である「酉」でハガキ大の作品作りをしてみました!
作品作りの流れ
《語句を決める》
酉or鳥
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《書体を決め、書風を考える》
古典の漢字が載っている「字典」をみていろいろな書体の中から手本となる文字を選ぶ。(書体)
古典の漢字を元にイメージをふくらませる。力強く、可愛く、素朴に、優しくなど…。(書風)
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《用具、用材を選ぶ》
墨…濃墨、淡墨
筆…大筆、小筆/毛の種類/固さ
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《練習》
筆づかい、書き順を確認。ハガキ大の紙に練習。
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《清書》
今回は越前和紙のハガキに清書。墨量、運筆の早さに気をつける。
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《落款》
自分の名前の印を押す。完成!
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《鑑賞》
額に入れる。
作品紹介
左:いけださん 酉 行書
右:もりわけさん 鳥 甲骨文 淡墨
↑まつださん 酉 草書 淡墨 鶏の筆を使用
↑同じく まつださん 鳥 篆書
↑しばたさん 酉 篆書 印も消しゴムで作成
書体は篆書を選ぶ方が多かったです。そのまま鳥に見えたり、顔に見えたり面白いからとのこと。納得です。
二文字以上だと、全体だけではなく上下左右の漢字の関連にも気をつけなければなりませんが、一文字だとその文字だけに気をつければいいので気軽に作品作りができます。
ぜひ、挑戦してみてくださいね。
お部屋や玄関を癒しの空間に!
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